《眞壁陸二『KANRIN-HOUSE(咸臨の家)』―プロジェクト公開》
~瀬戸内国際芸術祭2016へ向けて~
瀬戸内国際芸術祭2016(※)への参加を予定している金沢出身・在住作家、眞壁陸二氏(多摩美術大学・金沢美術工芸大学非常勤講師)が、同芸術祭で展開を計画しているプロジェクト『咸臨の家(※)』について、版画・ドローイング(計画図)やマケット(模型)、また実作品の一部を展示しながら、プロジェクトの全体像や制作のプロセスを公開します。
作者が滞在し、創作作業が継続する現場に観客が訪れる「アトリエ訪問」の形式で開催します。
会期:3月12日(土)~21日(月・祝)火曜休館
会場:金沢湯涌創作の森ギャラリー(版画工房2F)
時間:10:00~17:00
入場無料
■アーティストトーク「そこにある芸術 ~国際芸術祭と地域・文化~」
3月20日(日)14:00~15:30
金沢湯涌創作の森木版画室(版画工房2F)
講師:眞壁陸二/聞き手:黒澤伸(金沢湯涌創作の森所長)
サイトスペシフィック(その場所に固有であること)をテーマに、大規模な国際芸術祭の展開や、そこにおけるアーティストの活動、また、地域や環境との関わりについて、スライドを交えながら対談形式で語ります。
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(※)瀬戸内国際芸術祭2016(平成28年3月~11月開催)
越後妻有大地の芸術祭(新潟県)に並ぶ、日本で最大級の屋外型アートイベント。岡山県、香川県及び両県に挟まれた瀬戸内海の島々を舞台に開催され、会期中100万人を超える来場がある。2017年には石川県でも珠洲を中心に同様のイベント:『奥能登国際芸術祭』が開催される予定。
(※)『咸臨の家』
真壁陸二氏の新プロジェクトの名称。展開する香川県丸亀市本島にある古民家が、勝海舟が船長を務めた江戸幕府の軍艦『咸臨丸』の乗組員の住居であったことからこのプロジェクト名称となった。