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『下絵』
まず、まっさらな銅板にマジックで直接下絵を描きます。(版画なので、下絵が左右逆になって刷り上がるので、注意してください。)
『描画』
その下絵を頼りに「ニードル」という先の尖ったキリのような道具で、平らな銅板にキズをつけるように引っ掻き、線の溝を作ります。力を入れて描けば太く濃い線に、反対に弱く描けば薄く柔らかい線になります。
『インクつめ』
次に、その溝にインクを詰めます。ゴムベラを使って、インクを溝に押し込むように詰めたら、「寒冷紗」という布で、溝以外についた余分なインクをふき取ります。
『刷り』
いよいよ、刷りの作業です。プレス機にインクの詰まった銅版を置き、その上に湿らせて柔らかくなった髪をそっと乗せて、圧力をかけます。ゆっくりと紙を銅版からはがすと、刷り上がりです。
●ドライポイントの特徴
銅板を「ニードル」でひっかいた時に、その線は銅板を押し分けて進むので、線の周りには銅のささくれ(これを「まくれ」または「バー」と言います)ができます。
インクを詰めた時に、その「まくれ」にもインクが絡むので、滲んだような味わいのある暖かい線が得られるのが大きな特徴です。
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